最優秀企画賞:埼玉上尾メディックス「BLACK WEEK !」
今シーズンもホームゲームなどを通して企業や他の競技などとのコラボ、イベント企画がたくさん行われました。
その中で今回選んだのが、年末年始に行われた埼玉上尾メディックスの「BLACK WEEK !~メディックスの特別な4日間~」。年末年始のホームゲームで、3rdユニフォームの黒を着用、それに合わせてハリセンも黒、そして限定の黒のグッズも発売するというものでした。
ユニの着用だけでなく、限定グッズを作って売るところはしっかりしているな…と思ったんですね。真っ先に思い浮かんだのはこの企画です。

千葉ロッテが毎年やっている「BLACK BLACK」企画です。ビジターユニである黒をホームで着る、それだけなのですが、それに合わせてグッズなど企画も展開してます。そもそもは親会社の製品であるガムのBLACK BLACKに引っ掛けているわけで、一応親会社のPRも兼ねているわけですね。
限定ユニの着用、それに合わせたキャンペーン展開、というのは野球では定番なのですが、SVではあまりなかったのでそれで今回選出させていただきました。


最優秀グッズ賞:KAHOKU BLUE(PFUブルーキャッツ石川かほく)
各チームとも収益拡大のために強化しているグッズなどのMD。そんな中から最も面白いと思ったグッズを紹介します。
今回選んだのはPFUブルーキャッツ石川かほくの「KAHOKU BLUE」。バレーボールのグッズとしてワインが出るというのは前代未聞では…というより他のスポーツでもあまりないですね(野球やサッカーはビールはよくありますが)。
詳しくはサイトを見ていただきたいのですが、ポイントはこのワインづくりにチームがかなり関わっているんですよね。地元・かほく市の名産のブドウを使っているのもありますが、名前もチームの投票企画で決めたり、選手たちもブドウの摘房に参加したり醸造所に行ったり…。そして会場でも販売しましたからね。
あいにく私が行ったとき(3月)は既に完売していたので手に入れることはできなかったのですが、完売するくらい人気だったのは驚きでした。
チームが地元の名産をPRする、という活動は多くのチームで見られますが、それをチーム自らの商品化によって成し遂げる。商品となることで地元の魅力をストーリーとして全国に発信できる…。もちろんチームにとっても貴重な売上になりますから(SVのライセンスでは年間6億の売り上げが求められますので)、その点でもいい施策だなと思いました。次回は完売する前に手に入れたいですね!
