審査員特別賞:デンソーエアリービーズのTOの二曲
上記のカテゴリには収まらなかったものや、これは伝えたい、と思ったものを対象とします。今回はいわば次点だけれどこれは紹介したい…というものを二つ紹介します。
まずは最優秀選曲賞の次点から。デンソーは、普通一曲だけのTOで、二曲の合わせ技を使ってきたんですよね。
まずはSteve Aokiの「It’s Time (feat. Bruce Buffer)」を流して、
そして円陣の輪が解ける頃になるとRedfooの「Let’s Get Ridiculous」に切り替えるんですよ。厳密にはこの曲ではなくリミックスのようで、なかなか楽曲判定アプリに引っかからなかったのですが、ようやくわかりました(リミックスが見当たらないため、原曲を紹介します)。
いやあ、芸が細かい! でも、TOというのはいわば気持ちを入れ直す場でもありますから、円陣で話し込んでいるときと、コートに戻るときで曲が変わっていると気持ちが入りません? 特に二曲目のタイトルは要は「楽しんでいこうぜ!」なわけですから。これ、とても絶妙だなあと思ったんですよね。
選曲にこういうこだわりがあるの、ものすごく好きです。
審査員特別賞:アランマーレ山形×沼澤玲菜
選手をイラスト化してグッズにする。これ、実はあまりやってないと思うんですよね。しかもどうですか、このイラスト。すごくいいですよね。沼澤玲菜さんという方なのですが、山形県鶴岡市出身という、アランマーレと同じ庄内出身なのもポイントです。
ちなみにこのイラストの元ネタはこれです(URLを埋め込んでいます)。これをイラスト化したわけですね。

このイラストはポスター以外にもポストカード、アクリルキーホルダー、フェイスタオル、マグネットと5点もラインナップされましたし、大会のキービジュアルにも使われました。

選手グッズはチームにとって貴重な収入源ですけれど、イラスト、つまり擬人化にはもっと積極的になってもいいと思うんです。野球とかだと割と定番なので。その点でこのアランマーレ山形のケースは参考になるのではと思います。
ということで、会場編でした。続いてスタッフ・試合編です。
次ページには、これまでの受賞歴を掲載します。
