24/25 マイSVリーグアワード~スタッフ・試合編~

マイSVリーグアワード
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

最優秀ベンチスタッフ賞:林謙人コーチ(東レアローズ滋賀)

この人も屈指のモチベーターですね。選手との対話を欠かさない、そんな印象です。あと、コーチとしては戦術を決めるだけでなく、それを選手にわかりやすく「落とし込んで」「伝える」ことも必要なわけですが、それが抜群でしたね。それってつまり編集力なわけで、同じ編集者(と自分で言っていいものか)として尊敬の目で見てました。

あとSNSでもファンに向けてプレーの解説をされていたのが何よりですし、現場からそういう発信をする方はいなかったので、貴重でした。

アンダーの代表コーチも務めていたので、チームを超えて選手との交流があり、試合前後に声を交わしていたのも印象的でした。アンダーということは若い選手が多いわけで、必然的に「若い人にもきちんと伝えるためにはどうしたらいいか」というのが身についたのでは…と。実際、高校の指導もされてますからね。

あと、公式練習が始まる直前はこんな風に選手たちとルーティーンをしていたのも面白かったです。選手ごとに変わったり、そのときのネタに合わせて変えてきたり。

何より、戦力的に限りのあるチームを上に引き上げる、そんな能力はズバ抜けていると見ていて思いました。来シーズン(25/26)も、いやしばらく、ウチを宜しくお願いいたします!(笑)

最優秀スタッフ賞:群馬グリーンウイングスのスーツの方

こちらの賞は、ベンチスタッフ以外を対象としています。

名前がわからないので(GMなのかしら…?)こういう書き方になりますが、わかる人はわかると思います。ホームゲームでは入場の待機列で一人一人に挨拶して回る、スーツを着た長身の年配の男性の方です。

実はあまりいないんですよね、こういう方…。なのでものすごく印象に残ってます。山形ではアウェイでもいらしていて、群馬ファンの方からいろいろヒアリングしてました(確かスーパーシートの仕様について意見を交わしてました)。他チームのホームゲームを見て自チームの運営に活かそうという姿勢を感じましたし、他チームファンですけれど私も群馬のホームゲームにも行ったことがあったので、そことの比較みたいな話をさせていただきました。

詳しい経歴はわかりませんが、その柔らかい物腰ぶりは、ずっと銀行員だったのかもですね。支店の窓口で経験を重ねられたようなその応対ぶりは、ものすごく好印象を抱きました。

せっかく群馬の話になったのでホームゲームについて。V2時代も足を運んだ私にとって、SV仕様になった群馬のホームゲームは、その分照明など演出もグレードアップしていて楽しかったです。コートサイドには子供が楽しめるスペース(しかもちゃんとメガホンが置いてある!)もあるのはめちゃくちゃいいなと思いました。

グッズではSVのチームでは珍しいお菓子やカレンダーまで用意されていて、なかなかの充実ぶりでした。

この辺は母体が銀行という金融サービス業なのが大きいんですかね。あと入場では子供がハリセンなどの配布物を配ったり、すごくぬくもりあるホームゲーム会場でした。

さて、続いては試合編です。