「あの応援歌の歌詞を突き止めに黒部に行ってきます!」
───そんなことを年末の飲み会でのたまっていたのは覚えている。
2019年1月5日。新年早々私は富山県黒部市にいた。そのシーズンからVリーグに本格的にのめり始めていた私には、同じくこのシーズンからV1に参入したKUROBEアクアフェアリーズというチームは非常に興味をそそられる存在で、一度ホームゲームを見てみたいと思って行ってきたのだが、私にとって推しチームのホームゲーム以外では初めての本格的な、泊りを伴う遠征だった(しかも推しチームの試合は土曜だけだった)。その辺のことは当時記事にしているので宜しければ読んでいただきたいのだが、
「Vリーグにハマってなかったら出会ってなかっただろうなあ」というモノは、友達や街だけでなく文化とか形ではないものもたくさんあるが、黒部という街との出会いはあれから7年たったけど私にとって一番大きかったのではないか。間違いなく、Vリーグにハマってなかったらこの街に来ることはなかっただろう。宇奈月温泉くらいはあるかもしれないが私はそこまで温泉に興味はないし、黒部ダムはアルペンルートを使って行ってはみたい場所だが、所在地が黒部市ではないことを今知った(笑)。そもそも富山自体も訪れるのは20年ぶりくらいだった。



しかもこの年明けの冬の黒部は、試合後も楽しかった。泊った魚津の街の居酒屋にはゲンゲがあったり、日本酒も種類がたくさんあり、酒好きには天国だった。今はなくなってしまったが魚津ならではの「蜃気楼の見える街」という地酒もあり、Vリーグを通してのスポーツツーリズムに興味を持ったのは間違いなくこの遠征のときだった。
それですっかりKUROBEアクアフェアリーズに興味を持った私は、その数か月後に行われたチャレンジステージもすっかり肩入れして見ていた。シーズン0勝の最下位ながらこの試合に勝てば一発で残留が決まるPFU相手の大一番だったが、目の前で勝利と残留を見届けたときはうれしかったし、その試合での綿引菜都美選手のある光景が印象に残ったので、これも記事にしたほどだ。
V1に無事残留したことで、また来シーズンも冬の黒部に行く楽しみができたのだ。

