それでも「最後は気持ち」だった~あの日の彼女と群馬グリーンウイングス~

群馬グリーンウイングス
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

1-2と刈谷リードで迎えた第四セットは一進一退の展開だった。いったんは13-17と中盤で4点差をつけられながらひっくり返し、24-22とセットポイントを奪ったもののデュースに突入と流れが目まぐるしく変わった。でも25-24と再び群馬がセットポイントを奪った、流れを引き寄せたそんな時。彼女はサーブをミスして25-25と再び追いつかれてしまう。

確かにサーブに向かう時点で緊張は隠せない感じだった。まあ、追い付いて追い越して追い付かれて、再びセットポイントともなれば緊張するのも当然だし、こう言っては何だがここでのミスは他チームでも割と見かける光景である。

結局このセットは取ってフルセットに持ち込んだのだが、第五セット前の群馬ベンチのこんな光景が目に入った。

これほど、かけている言葉が想像できる光景もなかなかない。一回のミスでクヨクヨすることなんかないよ、今日はサービスエースもあったじゃない。自信もっていいんだよ。そんな言葉をキャプテンである髙相選手はかけたのではないか。何しろ第二セットのサービスエースではこのように背中を押していたのが印象的だった。実はあまり自分に自信を持てない選手だから、あえてこうして背中を押して讃えて自信をつけさせようとしたのでは…。

彼女はなかなか自信が持てないのでは───

そういえば。二週間前の埼玉上尾戦の試合後に妙に気になった光景があった。