シーズン途中の監督休養、代行監督就任…
ショッキングな話ではあるが、野球やサッカーだと割とある。シーズンがスタートして、チームが当初の予定よりうまくいってない、原因はなんだ…となって、例えばケガによる長期離脱の選手がいた場合は、足りない戦力を補うために新戦力の補強に動いたり手を打つのだが、指揮官の交代というのも一つの手だ。
ただ、それはたいていの場合、最終手段。いや、真っ先にそこから手を付ける場合もあるが、イメージはめちゃくちゃ悪くなる。その監督にシーズンを託したフロントの管理能力も問われるし、何より休養に追い込まれた指揮官のプライドはズダズタになる。経歴にも傷がつく。禁じ手なのだ。
もちろんそれでチームが劇的に改善されるケースもある。特に野球と違ってサッカーは成績が悪いと降格になってチームとして死活問題───下部カテゴリーになると収入が減る───になるので、なりふり構わずチームを立て直さないといけない。監督が変わることで戦術も変わり、それまで使われなかった選手が起用されたり、等々、いい方向に変わるケースも多い。2008シーズンのジェフ千葉なんかまさにそれで、最終節でまさかの逆転残留を決めてしまった。俗にいう「フクアリの奇跡」である。私も現地にいたので、印象深い(もっともそんなカンフル剤は何度も効くものではなく、翌シーズンはあっさり降格して、再び昇格したのは今シーズンなのだが…)
Vリーグ女子界での監督の途中休養・退団は、私も10年近くとそこそこ観戦歴が長くなったが(確か)二度だけ。2018/19シーズン、レギュラーラウンドが全敗で、チャレンジ3初戦を前に監督を休養させたPFUと、2023/24シーズンに入れ替え戦を前に監督を交代させた姫路だ。両ケースとも「降格だけは」と直前に取った最終手段という感じで、いかにまれなケースであるかがおわかりいただけるだろう。
【チーム体制の変更について】
2026年1月27日───。突然出されたリリースに目を疑っ…たりはしなかったけど、あ、ここまでやるのか、ついに禁じ手を打ったなとは思った。東レアローズ滋賀が、越谷監督を休養させ、中道(なかみちであって、ちゅうどうではないです 笑)コーチを暫定監督として昇格させた。今シーズンの成績を見ればしかたないだろう。昨シーズン26勝18敗で7位のチームが、前半戦が終わってもたった3勝。前月は最下位アランマーレ山形との直接対決に敗れ、ついに最下位に転落してしまった。
確かに戦力はダウンした。