成長し続けるホームゲーム~アルテミス北海道のその後~

アルテミス北海道
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今回が今シーズン最後の札幌開催でのホームゲームとなったが、入場者数は719・752、1158・1382(※)、1821・1915、2051・1582、そして今回1521・1689と、安定して1500人以上をたたき出すようになったのは大きいだろう。2/15時点ではあるが、Vリーグ女子ではブレス浜松に次いで2位だし、SVリーグ女子でも10位に入ってくる(群馬とほぼ同じというのにびっくり)
※は真駒内セキスイハイムアイスアリーナでの開催(ちなみに1万人入る大きな会場だ)

試合のほとんどが2500人の北ガスアリーナ札幌46ということを考えれば、収容率はかなりの上位に来るのではと思う。今回も試合開始直前に来た人たちがアリーナの空席を探して、見つからずに入口に引き返すという光景が何度も見られた。

もちろんその来場者のほとんどが道民無料招待によるもの、だろう。でも、それは今でも増え続けるスポンサーという原資があって実現できている施策だと思うし、「まずはアルテミスというチームを知ってもらう」という点では正しい施策だと思う。無料化による来場者増→スポンサー獲得→それでチケット収入をカバー、というサイクルをうまく回しているのでは(魅力がなかったら無料であっても来ないし)。

そんな好循環なサイクルもあって、北ガスアリーナ札幌46の空気はとてもポジティブなものに包まれていると思う。チーム自体も、依然最下位ではあるもののアウェイの三重で一勝をあげ、今回も日曜はフルセットにもつれ込むなど、内定選手の加入もあってチーム力は確実に底上げされている印象はある。

あと今回は二日とも初めての冠スポンサーマッチだった。特に土曜は山田選手の勤務先であるダイハツ北海道がスポンサーだったけれど、入場時には試合前にはCMが流れたり、始球式にはマスコットが登場したりそのコラボ感もすごかった。

私は他チームのファンだけれど、来るたびに成長しているホームゲーム、というのはとても楽しかったりする。前回なかったあんなことが、とか、来場者が増えている、とか。もちろん肝心のチームの成長も必要ではあるけれど、成長というのは何もどちらかだけができていればいいというものではなく───よく言われる「強ければ観客が増える」───、両軸で動いて初めて相乗効果につながるのだと、長年スポーツ業界を見ていて思うから。

その点ではアルテミスはシーズン中でのスポンサー増に続き、即戦力となっている古野愛心、永田みなみの両内定選手の加入など、コート内外の両軸での強化が見事に進んでいるなと思う。

そんな中、今回再び北ガスにやってきたのは、そのキーマンであろう人に会いたかった、というのも目的の一つだった。