24/25 マイSVリーグアワード~ベスト6編~

マイSVリーグアワード
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

今シーズンSV&Vリーグ女子を50試合見てきた私が、個人的にSV&Vリーグ女子でよかった、と思うものをアワード形式でご紹介するマイSVリーグアワード。会場編スタッフ・試合編控え選手編に続いては、いよいよベスト6の発表です。

改めて。この選手編は、全日本の代表チームを作るのではなく、あくまで自分の好きなSVリーグのチームを作る、という観点で選んでいます。なので外国人選手も対象ですし、アジア枠や人数など規程もそのままです。また、いわゆるオールスターではなく、ある程度現実的なチームにしています。

今回もチームに欲しい!と思った選手順、にしました。そんな優先順位にも目を向けていただければと思います。

※なお既に新シーズンが開幕してますが、ここではこの24/25シーズンを今シーズンとして表記します。

①ジュリエット・ロホイス選手(ミドルブロッカー・東レアローズ滋賀)※初選出

チームの大黒柱になる存在、ですね。サーブ効果率はリーグ1位ですし、一セット当たりのブロック決定本数も同6位。攻守の柱になるから、優先順位も一番にしました。

アタックもブロードをするんですよね。ブロードはかつての推しの関係で撮り慣れてますので(苦笑)、ウチで久しぶりに見られるのはうれしかったです。サーブもいいところでサービスエースが飛び出したり、貴重な戦力でした。

ロホイス選手の加入が決まったときはうれしかったんですよね。実は私はオランダ代表が好きで、ってサッカーの話ですけれど(ユニフォームも持ってます)、その関係でバレーボールもオランダ代表に思い入れはありました。2022年のVNLでも見てますしね(そのときはロホイス選手は代表ではなかったのですが)。

オランダ代表は2024年のパリ五輪で決勝トーナメント進出を逃しているのですが、それがドミニカ戦で、フルセットの末に最後はブロックを喰らって敗れるという。その様子が、2022/23シーズンのウチのファイナルと重なって…。その点でもロホイス選手には思いっきりシンパシーと言いますか、入る前からアロじょだなあと勝手に思ってました。

チームにもなじんでいて、ホッとしました。20歳のときに国際大会で日本に来たときに、休日でチームメイトと浴衣を着た、なんてこともあったそうで日本には親しみを抱いていたみたいですね。

シーズン終了後は代表を辞退したんだとか。その分、来シーズンもますます楽しみです。

②平山詩嫣選手(ミドルブロッカー・SAGA久光スプリングス)※2年連続2回目(控え部門では1回)

チームに一つ筋を入れてくれる。そんな選手ですね。何より、とても頭のいい選手だと思うんです。だから、このチームを束ねてくれる存在だと思います。なのでゲームキャプテンは彼女です。

プレーでも気迫が全面に出る選手ですね。プレーでもチームを引っ張ってくれそうで、それで二巡目での選出です。ロホイスと平山のMBコンビでまずは攻守と精神面でのチームの軸、そして骨格を作るというところですね。

代表からも外れましたし、チームでも荒木選手がいる中でハッタヤ選手が来るなどレギュラー争いのある中で、また代表に返り咲いてほしいなと思ってます。あと、昨シーズンも言いましたが、そろそろキャプテン姿を見たい選手です。