ホームゲームの運営などについて感じたことをつらつら書いてきた「THIS IS HOME」シリーズ。これまで各チームのホームゲームを訪ねた際に感じたことを、チームごとに書いてきました。
今回は悪例、とはいいませんが「こういうことにもなってしまう(泣)」ケースとして、2025/26シーズンから一新された東レアローズ滋賀のホームゲームについて紹介します。
■重要(留意事項)■
本記事をお読みいただくにあたって、以下の前提につきご了解をお願いいたします。
・あくまで東レアローズ滋賀ファン一個人としての視点であり、推測を含むものであること
・今シーズンのホームゲームは記事公開時点での全試合に足を運んでおらず、そのため論評に一定の問題(欠如)があること
・決して誰かを中傷したり、一方で誰かの肩を持つこと(つまり提灯記事)を前提としていないこと
・長すぎますが、一部だけを切り取ることのないよう全文をお読みください
手作り感にあふれていたVリーグ時代
まず、今までのホームゲームについてです。
私自身が東レアローズ(当時)(以下ウチ)ファンになってホームゲームに足を運ぶようになったのは2016/17シーズンで、その後も毎試合とは言いませんが、やはりファンのチームのホームゲームということで比較的足を運んでました(私は関西ではなく東京在住です)。当時のホームゲームの感想は下記にまとめていますのでここには書きませんが
ま、今にして思えば「Vリーグの応援風景」の典型例だったな…と思います。上記の記事を読んでいても今となっては懐かしく感じます。それは何かというと、「応援団主導の音響」「企業・県協会動員の観客が多い」「企業名を叫ぶ」「派手な演出はない」「手作り感」と言ったところですね。
この光景とか、今となってはなんと懐かしいというか…涙が出そうな光景です。
プロ化を志向する今のSVリーグと違ってVリーグ(当時)は、純然たる実業団リーグ。一言でいうのなら、一番のファンはその企業の社員・家族。となるとみんながバレーボールファンというわけではなく、仕方なく来たという方もいたと思います(私もかつてバレーボールに興味のない時に、今はSVにいるチームの母体企業で働いていたので、よくわかります)。そういう人たちにも楽しんでもらい、自分の所属する会社の社員でもある選手たちを、企業名やチーム名を叫んで応援する…
企業スポーツには、社員に愛社精神を植え付けるためのものという側面もあるわけですが、まさにその典型例がかつてのウチのホームゲームだったと思います。もちろんそれだけでなく地元の子供たちもそうで。特にウチのホームゲームは他チームと比べても、ひいき目を抜きにしても子供の参加率も多かったので、子供たちにいかに火をつけるか、なんてのもうまくやってました。まあ「東レ」って子供でも言いやすいですからね(笑)。でも、結果的に企業名を子供の潜在意識に植え付けるメリットもあったのかな…と思いますね。
ホームゲームというのは、自分の応援しているファンが一堂に会する場、なんですよね。つまり仲間が集まる。テーマパークとも言えるかな。そして、そこに来ている人は地元の人ばかりなわけで、地域の人とも出会う場所(これは別に東レに限ったことではないですが)。しかも当時はホームゲームの数は少なかったですから、より希少性が増していた気はします。
あと何より、運営が滋賀県バレーボール協会主体で。イベント会社とか入ってないわけで、その分手作り感がめちゃくちゃありました。県協会の依存度が高かったのも東レならではだったなと思います。

会場の運営、盛り上げる応援団、観客…。ホームゲームはファン仲間だけでなく親会社の社員、滋賀の人と出会える場…。特に私にとっては地元ではなかった分、「そのチームのある地域と出会う」というのは大きかったですね。こんな地域で、そしてこういう人たちに囲まれて、選手たちは日々を送っているんだ…。そう感じられるのがホームゲームですが、ウチはそこに手作り感が増して、より愛おしさを感じるようになっていったという感じです。
上述の記事でも書いたのですが、ファンが大ファンになる。それがホームゲームだと思います。
さて、そんなホームゲームもSVリーグの始まりと共に変わっていきます。

