私が札幌に移住したのは2017年。当時Vリーグにハマりはじめていた私が移住という決断を下したとき、すぐに調べたのが札幌のバレーボール事情だった。バレーボールは雪が降ってもできる体育館スポーツだから札幌でも競技人口も多いだろうし、Vリーグ参入を目指すチームもあるだろう。札幌は大きな都市だから、札幌大会もシーズンに一回は開かれているだろう。そう思っていた。
ところが。Vリーグ参入を目指すチームは札幌ではなく旭川に男子がようやくできたばかり(これがヴォレアス北海道だ)で、女子はなかった。北海道バレーボール協会のHPだ、皇后杯予選結果だ、と見てみたが、参加チーム名で検索しても詳細な情報が出ておらずどうやら同好会のチームのようだった。参入を目指すチームがあれば普通そういう大会に出ている。つまりそういうチーム自体、存在しなかった。ならば、と過去道内で開催されたVリーグの大会を調べてみたが、女子は数年前に函館大会を開催していた程度(しかもそれは3年ぶりの開催だった)で、札幌はおろか、全道各地でも毎年開催されているわけではなかった。
うわあ、札幌はVリーグの匂いの全くしない街ではないか…。結局私が札幌にいたのは2018年9月までと短かったけれど、ヴォレアスがVリーグに参入し着実にステップアップする中で女子は何の気配もなかった。ちなみに唯一可能性があるとしたら、当時男子のクラブチームを持っていた総合型地域スポーツクラブのサフィルヴァが女子も保有することかなと思っていたのだが、男子がやがてVリーグに参入し今のイエロースターズとなっている。
だから、デンソーエアリービーズが2020年に札幌をホームタウンに加えたのはうれしくて、推しのチームの試合でなくても見に行ったほどだし、何より2020年12月にアルテミス北海道ができたときはめちゃくちゃうれしかった。もちろんVリーグ加入初年度の2023/24はホームゲームに足を運んだし、そこですっかりV3の虜になった私は結果的に優勝決定戦となったリーグ最終戦にも行ったほどだ。





惜しくもV3優勝は逃したものの来シーズンは新Vリーグ(当時のカテゴリでいうV2)への加入となるし、チームには明るい未来がある…そう思っていただけに、わずか二か月足らずで一気に絶望の淵に突き落とされるとは思わなかった。