THIS IS HOME~ホーム「タウン」デンソーエアリービーズ~

THIS IS HOME
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

昨季からチームに移管されたホームゲームの運営などについて感じたことをつらつら書いてきた「THIS IS HOME」シリーズ。これまでトヨタ車体東レKUROBE岡山NEC、そしてサブホームですがPFUと書いてきましたが、今回はデンソーです。

まず、個人的には中継で見た昨年の郡山でのホームゲームの様子が素晴らしくて(行っていないのに昨年のベストホームゲームにしたほどです)、デンソーのホームゲームは一度見てみたいと思っていました。元々今季は開幕戦が東レが土曜の一試合だけだったので、翌日西尾に寄るスケジュールを立てていたのですが、台風で延期となり、そのまま年明けに同じように、東レのホームゲームの帰りに寄ることにしました。

※ちなみに西尾大会自体は2016/17シーズンに、ライブで名古屋に来たついでに立ち寄ったことがあります。体育館まで駅から30分近く歩いたり、立ち寄るような距離ではなかったですが(笑)。

会場がホームタウンの西尾ではなくなりましたが、それでも短期間で近くの会場を確保されたり、運営の方々は大変だったと思います。

なお、一連の話は1/5(日)の模様です。前日はまた違ったのかもしれません。予めご了承を。

①スクリーンでの手拍子の先導

元々昨年の郡山のゲームを中継で見ていて、真っ赤に染まった会場に得点時に音楽が流れ、「デンソー!」コールが響く様子にとても感動したのですが、現地で見ると、ハリセン(入場時に無料で配られました)を叩くタイミングを映像で指示していました。野球なんかではよく見られる演出ですね。

デンソーのような、DJが応援を主導する方法はNECもやっているのですが、ハリセンの叩き方は試合前に練習させるだけで映像までは使っていなかったので、これだと会場のハリセンのタイミングが揃いやすいなと思いました。

あと、連続得点時は普段の応援歌(Whiteberryの「夏祭り」)を使っているのもポイントでした。DJ主導の場合新しい曲にしてしまうことがあるのですが、この、何より盛り上がるタイミングの曲を継続利用しているのは大きいなと(NECは10、20点時の「森のくまさん」を同様に継続利用)。

②DJ&映像による初来場者への細かな配慮

①にも通ずることですが、DJと映像でとにかく初来場者への配慮が行き届いている印象でした。

映像は①に加えて、試合開始時に選手に顔写真と共にフォーメーションを紹介していました。これは他のホームゲームでは見た記憶がない光景でした。

そしてDJですが、デンソーは竹本タクシーさんという、いろんなスポーツ会場のDJをされている方でしたが、合間に実況形式というか、「○○選手の○○が決まりました」みたいに説明しているのが印象的でした。しかも何も自軍だけでなく相手チームの得点時も、です。

これって、初めて見に来た人にはとてもありがたいと思うんですよね。「説明」してくださるのですから。ホームゲームは、何もファンだけが集まる場ではなく、ファンになってもらうための場、でもあるわけですから。

※少し話は変わりますが、一連のイベント終了後にキャプテンの鍋谷選手が竹本タクシーさんにもお辞儀していたのが印象的でした。